インタビューの際に、質問を考えていかなくてはいけないのはわかった。
でも、どんな風に質問を考えればいいのかわからない。
そんな初心者ライターさんに、インタビュー前の質問の考え方をお伝えします。

この記事を書いているまこちとは
大手出版社の編集者から専業主婦、そしてフリーライターへ。
現在はインタビューライター、取材ライター、Webライターとして仕事をしています。
ライターとしてのキャリアは15年以上。
インタビューの際の質問の見つけ方
現役のインタビューライターはどうやってインタビューの質問を事前に準備するのでしょうか。
私は、いろいろな視点から質問を準備していきます。
ここでは、私が実際にやっている方法をお伝えしたいと思います。
編集部が聞いてほしい内容を質問に盛り込む
編集部は、どうしてその人にインタビューしてほしいのか、まずは理由を聞く必要があります。
例えば社長インタビューなら、「社長の人物インタビュー」なのか「新しい商品の開発背景」なのかによって、インタビュー内容も変わります。
過去に、その媒体で同じようなインタビュー記事があるなら、そこで質問されていることを参考に質問を出します。
Chat GPTで読者の聞きたいことを調査する
ChatGPTで、事前に質問例を出してもらいます。
自分ひとりの頭で考えていると、どうしても自分目線になりがちで、客観的になれないものです。
ChatGPTは、質問のアイディアを出す際に、よい壁打ちの役割をしてくれます。
「今度、有名な美容師にインタビューすることになりました。
記事の読者は40代の女性です。40代からのヘアケアについて、
読者はどんなことを聞いてほしいか10個ほど考えてみてください」
このように、読者層やインタビューする人の経歴を書いて、一般的にどんな質問がベターか、Chat GPTに聞いてみます。
10個の質問が出たら「もう少しないですか?」と数回繰り返して、たくさんの質問を確認していきます。
ChatGPTを利用すると、読者は一般的にどんなことを知りたいのか、ベースの質問に取りこぼしがないかわかります。
その一方で、ChatGPTどおりの質問ではつまらないので、採用するのは2割程度。
ChatGPTが出してくれた質問を参考にしながら、より深い質問を考えていきます。
インタビュイーの事前調査内容から質問を考える
インタビュイーのことを事前に調査したときに「この人のここ、もっと教えてほしい」ということがあれば、質問したい事項に加えていきます。
インタビュイーの事前調査や質問を考えていくと、どんどん相手への理解と興味が深まるので、インタビューがより有意義なものになるはずです。


別の人のインタビュー記事を参考にする
インタビュー相手が一般人で、名前でググっても過去記事が出てこない場合はどうするか。
私の場合、ネットにあふれているインタビュー記事をいろいろ見て、質問を考えます。
例えば…
✔ 社員インタビューなら、別の会社の社員インタビュー記事の質問を参考にする。
✔ 若手社長のインタビューなら、別の若手社長のインタビュー記事の質問を参考にする。
似たような立場の人なら、似たような質問でいいかなと思います。
その質問を当日、相手にぶつけたときに出てきた回答の中から、さらに広げたり、深めたりする質問を繰り出せばいいのです。
インタビュー前に質問は何個準備すればいいの?
結論からいうと、「取材ライターがしっかり、インタビュー取材できる数」出せばよいです。
取材時間が30分しかない場合
30分しか取材時間がなければ、メインの質問しかできないでしょう。
どうしても聞く必要があるメインの質問と、サブの質問6~7問あればよさそうです。
取材時間が1時間ある場合
私なら、メインの質問とは別に、捨て案もあわせて20個くらいは質問を準備していきます。
取材時間が1時間あったとして、メインの質問で盛り上がったら、サブの質問は「捨て案」になります。
でも、一番困るのが「話が弾まない人」「人見知り、口下手」だった場合。
いくら質問しても、深掘りできるほどの回答がないと、話題が膨らまずすぐに終わってしまいます。



インタビューの内容が薄ければ、記事化するときに文字数が増やせません。
一般人を取材する場合は特に、事前にその人の性格がわからないので、私はかなり多めに質問を準備していきます。
そして、一番に聞くべき大事なメインの質問が終わってしまったら、サブの質問をたくさんしていく形に切り替えます。
多すぎる質問は無駄な気がする
質問を考えていくと、こんな疑問が浮かぶ場合があるかもしれません。



質問をたくさん準備しても、全部聞けなかったら無駄になるよね?
私はそれでいいと思ってます。
実際、先日インタビューした際は、準備した7割の質問はできませんでした。
でも、大事な質問の回答がすごく深く、広かったので、いい記事が作成できました。
質問するためにインタビューするのではなく、インタビューを成功させるために質問を準備するのです。
インタビューで緊張しやすい私は、その場でいろいろな質問を考えるのがいまひとつ苦手です。
そのため、事前にしっかり質問を用意して、どんなインタビューになっても、時間いっぱい話せるようにしておきます。




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