初心者ライターさんに始めて依頼されたインタビュー取材。

「初めてインタビューするから不安でたまらない」
「どんな流れでインタビューを進めればいいのかわからない」
そんな方のために、現役インタビューライターの私が、インタビューのやり方をお教えします。
これを読めば、誰でもインタビュー取材をするのが不安でなくなりますよ。



この記事を書いているまこちとは
大手出版社の編集者から専業主婦、そしてフリーライターへ。
現在はインタビューライター、取材ライター、Webライターとして仕事をしています。
ライターとしてのキャリアは15年以上。
ライターのインタビュー仕事の流れ
編集部からインタビューライティングを依頼された!
このあと、インタビューライターはどうすればいいかをまとめてみました。
インタビュイーをしっかり調べ、質問したいことをメモしておく。
インタビューがうまく進められるように、前夜は良く寝て、体調を整えておく。
インタビュイーより後に到着したら最悪!余裕をもって現場に向かうこと。
編集者やカメラマン同席で、取材の段取りを打ち合わせする。
事前に用意した質問メモを手に、インタビューする。ICレコーダーの稼働もチェックしておく。
インタビューカット、絵作り(立ちポーズや目線あり写真)など、記事に使う写真を撮影する。
文字起こしが早く出来上がれば、記事を書くのもスムーズ。
読み応えのあるインタビュー記事を作成する。
編集部から赤字が入れば、修正して戻す。インタビュイーの原稿チェックも反映させる。
インタビューのやり方
それでは実際、どんな感じでインタビュー仕事をすればいいのか、具体的に解説します。
(事前)インタビューしたい内容を質問メモにまとめる
インタビュー日が決まったら、まずはインタビュイーに対する質問を書き出すことから始めましょう。
このとき、頭の中で考えるのではなく、「質問シート」を作って、きちんと文字で書いていくことが大事です。
質問は、あればあるほど書き出していきます。
インタビュー中に、大事な質問を聞き漏らすことがないようにするためです。
インタビュイーが「どんな質問がくるのか事前に知りたい」という場合、おおまかな質問を書いて相手に連携し、回答のイメージを作ってもらうこともあります。
(事前)しっかり寝て体調を整える
インタビュー中に集中できるように、しっかりと睡眠をとっておきましょう。
(当日)早めに現場に到着する
インタビュー当日は遅刻厳禁です。ゆとりをもって取材現場に到着しましょう。
インタビュイーが入る前、取材スタッフだけ少し早めに待ち合わせするのが一般的です。
私はスタッフの集合時間より前に着いておき、現場近くで質問リストを見返しながら、集合時間を待つことにしています。



取材前にカフェに入ることもありますが、緊張のせいか意外と落ち着かなくて、結局リラックスできずに出ることも多いです(笑)
(当日)取材スタッフ同士で打ち合わせをする


まずはインタビューに立ち会うメンバーで挨拶を交わし、段取りを打ち合わせます。
・カメラマンがいる場合は、いつ、どこから写真を撮るのか
・インタビューカットを撮影する場合は、どこに録音用ICレコーダーを置けば写真に写りこまないか
・インタビュー時間と撮影時間の時間配分
・絶対に聞きのがしてはいけない情報は何か(取材意図を再確認)
・インタビュイーとインタビュアーは、それぞれどの席に座るか
インタビュイーが入ってきたらすぐに取材に入れるように準備をして、インタビュイーの到着を待ちます。
(当日)インタビューをする
挨拶をする
インタビュイーが入室したら、編集者(プロデューサー的な立場の人)が挨拶したあとにライターが挨拶します。
「本日インタビューをさせていただきます〇〇です。どうぞよろしくお願いいたします」という感じでOKです。
そして、インタビュイーを座席に案内しましょう。
インタビュイーに取材の流れを説明する
インタビュイーが席についたら、まずは雑談でリラックスしてもらいましょう。
「今日は寒いですね」程度の軽い話で大丈夫です。
インタビュイーが落ち着いた雰囲気になったら、取材の流れを説明していきます。
編集者が一緒の場合は、編集者が代表して説明してくれますが、自分ひとりで取材する場合は、下記を参考に自分で説明してください。
・今回の取材意図と、「こんな話をお伺いできればと思っています」程度に、聞きたい内容を簡単に伝える
・相手にインタビュー取材の時間配分や流れを伝える
・絵作りやインタビューカットの撮影のお願いなど、撮影の段取りを説明する
インタビュー開始
ライターは、「それでは、ここからは私がお話を伺わせていただきます」と言い、インタビューを始めます。
事前にインタビュイーに渡している質問リストがあるなら、回答を準備してくれているので、基本的にはそれに沿って質問していきます。
質問に対する答えを聞いて、「そこをもう少し掘りたい」というところがあれば、適宜追加で質問を重ねていきます。
人によってはなかなか話が弾まず、聞いたことに1文でしか返してくれないため、話が広がらない場合もあります。
そんなときは、事前に調べた質問メモを見ながら、たくさんの質問を重ねていきましょう。
多く質問していく中で、「どういう意味だろう?」と思ったところは迷わず質問していくと、思わぬところでいいコメントがとれたりします。
(当日)撮影をする
カメラマンがいる場合には、撮影は全部お任せできます。
ライターが撮影もする場合には、インタビューが終わった後に、目線ありなしで話している感じのインタビューカットを撮影しましょう。
「目線はあそこの棚を見ている感じで、お話してもらえますか」
などと工夫しながら、バストアップや立った写真を撮影していきます。
インタビュー終了予定時間になり、すべて聞けたなと思ったら、締めの言葉です。
「これでインタビューは終了です。では続いて撮影に入りましょうか」
しかし、この段階でまだ気を抜いてはいけません。
インタビュイーは、インタビュー取材が終わって一番ほっとしている時間。
「今日はいいお話をたくさんありがとうございました。〇〇さんって、こんな一面もあるんですね、びっくりしました」
などと言いながら、撮影の合間に、ラフな感じで質問して、そのやりとりもメモしておきましょう。
また、撮影中のおちゃめな仕草や、ファッションのこだわりなど、相手の全部を観察してメモしておくと、のちのち記事作成に生きることも多いです。
退席するまでインタビューは終わっていない、という気持ちで、相手を観察し、素材を集め続けましょう。
(事後)文字起こしをする
取材後の文字起こしは、できるだけ早めに始めると安心です。
音声のレベルが低い、うまく録れていないときには、文字起こしにも時間がかかってしまいます。
(事後)インタビュー記事を作成する
いよいよインタビュー記事を作成します。
WEB記事の場合は特に、離脱されないように、大事な内容、一番読ませたい内容を最初に出して書き進めます。
(事後)修正があれば対応する
原稿を提出した後、編集部やインタビュイーから修正の依頼が入ったら修正対応をします。
編集部の先にクライアントがある場合、いろいろな立場の人が原稿を読むため、戻りに時間がかかる場合もあります。
聞き忘れたことがあれば、早めに連絡を
質問に漏れがあったら、取材後、早めにメールなどで質問を送っておきましょう。



私の場合は、インタビュー漏れの事後メールは、ほぼありません。
大事な情報なら取材中に聞いておくべきだし、そこまで大事な情報でないなら、事後に聞く必要もないからです。
インタビューした内容の範囲内で、てきぱきと料理して、美味しい記事に仕上げるようにしています。
ライターのインタビューのやり方まとめ
しっかり準備しておけば、インタビュー当日に困ることもありませんし、インタビュー後に記事にするときにも楽です。
(事前)インタビューしたい内容を質問メモにまとめる
(事前)しっかり寝て体調を整える
(当日)早めに現場に到着する
(当日)取材スタッフ同士で打ち合わせをする
(当日)インタビューをする
(当日)撮影をする
(事後)文字起こしをする
(事後)インタビュー記事にまとめる
(事後)修正があれば対応する
なお、初めてのインタビューがうまくいかなくても落ち込まなくて大丈夫です。
数を重ねていくうちに、どんどん上達していくものですよ。
インタビューの反省を、今度は記事で取り返す気持ちで、インタビュー中に集めた素材を頑張ってまとめあげましょう。
一番大事なのは、「インタビューがうまくいったか」ではなく、「インタビュー記事が面白いか」です。
インタビューは、記事のひとつの要素。失敗したと思ったら、記事制作で取り返しましょう!
緊張しやすい初心者さんは、以下の記事も参考にしてくださいね。






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